2023-09-02

【コラム】健康寿命とは

「健康寿命」とは…
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトe-ヘルスネットによると

健康寿命の定義

健康寿命とは、ある健康状態で生活することが期待される平均期間を表す指標です。これは、算出対象となる集団の各個人について、その生存期間を「健康な期間」と「不健康な期間」に分け、前者の平均値を求めることで表すことができます。

と記載されています。
もう少し簡単にいうと

健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間

のことであり、もっとかみ砕いた言い方をするなら

介護などを受けずに自分自身が自立した生活を送ることができる平均的な年齢

ということになります。

こちらをご覧ください。

                       令和4年度版厚生労働白書 本編図表バックデータ

平均寿命と健康寿命の推移を記したグラフです。
青い折れ線が平均寿命を示したもの、そして赤い折れ線が健康寿命を示したものになります。

ご覧いただいてお分かりのように
2019年の男性の平均寿命が81.41歳、そして健康寿命が72.68歳
その差は8.73年です。
そして女性の平均寿命が87.45歳健康寿命が75.38歳なので
その差は12.06年ということになります。

あくまでも平均値ですが、この差が大きくなればなるほど家族やヘルパーさんなどから介護を受ける期間が長くなります。
この差を小さくすることで、先にも書きましたが
介護などを受けずに自分自身が自立した生活を送ることができるということになるわけです。

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトe-ヘルスネットに掲載されている
青山学院大学大学院の佐藤 敏彦特任教授の「平均寿命と健康寿命」という記事内に

我が国の高齢化が急速に進む中、国民一人ひとりの生活の質を維持し、社会保障制度を持続可能なものとするためには、平均寿命の伸びを上回る健康寿命の延伸、即ち、健康寿命と平均寿命との差を縮小することが重要です。

と書かれています。
健康寿命を延ばし、自分自身が自立した生活をしていくために会社内での健康に対する取り組みをしていくことが大切と言えるのではないでしょうか?

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